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【留学情報~3ヶ月を振り返って~】株式会社長谷工コーポレーション×株式会社Agoopの他社留学

昨年10月から半年間の留学を開始した株式会社長谷工コーポレーションの梶さん。所属企業では、営業部内に所属しています。現在、週5日フルタイムの他社留学にチャレンジ中です。

(写真中央:長谷工コーポレーション梶さん)

■送り手企業: 株式会社長谷工コーポレーション
■留学目的:
・新たな知識、経験、視座、仕事の仕方、人脈の獲得
・主体性、行動力、人間力等の能力開発
・自社のブランド力の再認識したうえでの他社との協業案検討
■留学先:  株式会社Agoop  https://www.agoop.co.jp/
位置情報ビッグデータ事業を行う、ソフトバンクが100%出資するグループ会社。事業内容は主に、スマートフォンアプリにより全世界で位置情報データを集積しており、そのデータを独自の技術で解析し、人の動きを見える化することで、「流動人口データ」などの、ビジネスに新しい視点をもたらす情報を生成し提供しています。
■プロジェクト:①Agoopと長谷工で協業できるサービスの発掘 ②Agoopでの新規開拓営業で成果を出す
■留学期間: 2020年10月1日~2021年3月31日 6ケ月間、週5日フルタイム


〇活動内容
Agoop人流データの販売や、人流データを活用した小売向け店舗出店支援サービス、Agoopが開発したアプリ“WalkCoin(アルコイン)”を活用したサービスなどの営業を担当しています。また、長谷工コーポレーションとの協業で、Agoopのソリューションを用いた(協業)建設不動産業の業務支援となるサービスの発掘を行なっています。

〇留学開始から3ヶ月を振り返って
留学して最初に感じたことは、社員の方々のスキルと意識の高さに驚いたそうです。その要因としては、少数精鋭で事業分野を一人に任せていることによる責任感の強さと、自分の行っている業務に自信を持って取り組んでいること、またそれを上席が介入しすぎないように自主性を尊重してフォローしていることだと感じたようです。所属企業で全く同じことができるかはわかりませんが、業務をもっと細分化しその業務を担当に任せ切ることで、会社と社員の成長につなげることができるのでは、とのことでした。また、自分より若い社員が多く、とにかくスピード感があるなと感じたとのことでした。

この3ヶ月で学んだことは、新規事業の検討において、スピーディに事業を立ち上げること、新規事業の考え方など、考えたこともなかったようなソフトバンクならではの考え方や発想を学ぶことができているそうです。また、所属企業では営業を担当していますが、売上予算を達成するために営業活動していましたが、留学先では「顧客の課題解決のためにサービスを提案する」という発想はとても大事だと感じたとのことです。

この3ヶ月で、顧客への提案資料の作成から、実際の商談も経験することができましたが、毎回の商談前に顧客への提案内容の確認、次回提案に向けた進め方のすり合わせをチームで行い、顧客の課題解決のためにより良い提案をするための議論を頻繁にしていることが印象的だったそうです。また、その中で自身の経験や意見も資料に取り入れていただき、提案に役立てることができたことは良かったとのことでした。

〇今後について
目標設定のMTGを通して、営業としての成果というよりも、所属企業と留学先、双方の会社にとって何がメリットとして残るかという視点に変わったそうです。そのすり合わせをすることで、12月から動きが変わったようで、残り3か月もそちらに重きを置いて動いていきたいと思っているそうです。
営業では、目の前の顧客が見えて提案するのでゴールが決まっていますが、協業はゴール設定から自ら行わないとならないため、難易度が高いと感じています。そこを目指して動いていきたいと思っているそうです。
また、残り3ヶ月なったことで、4月以降に所属企業へ何を持って帰れるかという点と「Agoop社の社長だったら何をするか?」というレベルの視座をもつことを意識して、積極的にチャレンジしていきたいと思っている、とのことでした。


留学期間は6ヶ月。現在も留学は続いています。内省を深めながら、どんなふうに成長しているのでしょうか。留学後にまたお話を聞かせていただく予定です。これからがとても楽しみですね!