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【留学中インタビュー】ピジョン株式会社×ユニロボット株式会社の他社留学

9月から3ヶ月間の留学を行ったピジョン株式会社の大原さん。所属企業では、プロダクトデザインに関わっていますが、週1回の他社留学にチャレンジしました。どんなことを感じながら最初の1ヶ月を過ごしてきたのか、インタビューを行いました。

「熱量を持って仕事に取り組む留学先の社長に刺激を受けた」という1ヶ月だったと言います。さて、その内容とは・・・?

(写真左) ユニロボット株式会社 酒井社長 (写真右)ピジョン株式会社 大原さん

■送り手企業: ピジョン株式会社
■留学目的:
スタートアップ企業ならではの柔軟でスピード感のある仕事のスタイルや、常に新しいことを生み出していく態勢を体験し、仕事の進め方やマインドを学ぶ。また、自身の視野や発想の幅を広げることで新たな気づきや着眼点を得るため。
■留学先: ユニロボット株式会社 https://www.unirobot.com/
・パーソナルAI(自然言語処理・感情解析・レコメンド等のコミュニケーション)に関する研究、開発
・上記を活用したクラウドサービスの企画、開発(unirobot cloud)
・コミュニケーションロボットの開発、製造、販売(unibo)
・ソフトウェア、ハードウェアの受託開発
■プロジェクト:企業HPのブラッシュアップを通じたメッセージ性の強化
■留学期間:2020年9月~2020年11月


― 留学が始まってから1ヶ月経ちましたが、いかがですか?

大原さん(以下、大原) あっという間に1ヶ月経ってしまったという感じです。週1回しか行かないので、とても早いと感じています。自分としては、まだ納得できるアウトプットが出せておらず、留学先からはもっとスピード感を求められていると思っています。

― 留学先は大原さんが参画されたことをとても喜ばれていて、評価も高いと聞いています。

大原 それは意外です。ただ、これまで自分が携わってきたデザインの専門性が活かせていることは実感できているので、それが評価されているのかもしれません。一方で、求められている基準はクリアできたのかもしれませんが、そもそも、この基準で良かったのかと考えることが多かったです。HPをもっとよく魅せたいと思っても、プロダクトデザイン出身の自分は知識やスキルが足りないため、すぐに最適解に辿りつけるわけではありません。様々Webデザイン、情報から着想を得て、試してみる。それを繰り返しブラッシュアップできないかを常に考えています。

― HPのメッセージ性強化プロジェクトを進める中で気づいたことはありますか?

大原 そうですね、最初はHPのメインビジュアルを改善してほしいという要望から始まったので、その枠の中で改善する方法を探っていました。ただ実際に進めていく中で、HP自体の在り方についても考えるようになりました。HPを開設した目的は、誰に見て欲しいかなど、そういった視点で見直すと見えてくる課題もありましたが、留学期間の中で「何をどこまで行うのか」については話し合う必要があると思っています。自分の正しさを振りかざしすぎるのではなく、寄り添って考えていくことも大切だと思うので。

また、大企業だと担当がそれぞれ明確に分かれていて、専任で仕事をすることが多いですが、留学先では兼務して仕事をしていることも多いので、その辺の違いも感じているところです。

― 他にも気づいたことはありますか?

大原 酒井社長と一緒に仕事をさせていただいているのですが、熱量がすごいです。仕事をしているというよりも何か大きな目的を実現させるために、悔いを残さない姿勢を日々貫いている印象です。その生き生きとされている姿が今の自分にはどこか不思議で、でも魅力を感じている点でもあります。社歴を重ねていくうちに仕事をさばくことが習慣化されてしまい、いつの間にか想いの大切さを忘れてしまっていたのかもしれません。入社したての頃は志高く、赤ちゃんのために世界を変える!という熱い想いを持っていましたが、段々と目の前の目標、計画に対してアウトプットを出していく方に目線がいっていた気がします。

― 残りの留学期間をどう過ごしていきたいですか?

大原 熱量のある、熱い想いで仕事をされている酒井社長とご一緒させていただくのはとても貴重な経験です。自分は目の前の目標を達成することに意識が向いていましたが、目標の前に「どんな目的を持って仕事に取り組むのか」「どんな想いで仕事をするのか」ということの大切さを思い起こすことができました。この世界をもっと赤ちゃんにやさしい場所にするために、自分にできることは何か?表面的ではなく、もっと深堀して問い対する自分なりの答えを探っていきたいと思っています。


留学期間は3ヶ月。最初の1ヶ月でも気づきがあったようですね。その後、さらに内省を深めながら、どんなふうに成長したのか。大原さんのその後について、またご報告させていただきます!