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【留学中インタビュー】株式会社ニフコ×hap株式会社の他社留学

8月から6ヶ月間の留学を開始した株式会社ニフコの村中さん。どんなことを感じながら最初の1ヶ月を過ごしてきたのか、インタビューを行いました。全く異なる環境で、自分の視野が狭いことに気づいた1ヶ月だったと言います。さて、その内容とは・・・?

株式会社ニフコ 村中 誠さん(写真 左)

■送り手企業: 株式会社ニフコ
■留学目的:  事業共創を目指す
■留学先:  hap株式会社
ブランド事業 BLUEY
RETAIL(TRAIL SHOPの運営)
アパレル及び小売り向け製品のOEM/ODM
アパレル及び小売り向けブランディング、ディレクション・コンセプト・商品企画、素材等の開発
機能素材COVEROSS®(カバロス)開発及び販売
■プロジェクト:事業共創プロジェクトの推進
■留学期間:2020年8月~2021年2月

<活動内容> 所属企業では研究開発に関わる村中さん。今回の留学では、BtoCビジネスにおける企画から商品化までのビジネススキームを身に付けるという目的で、部品メーカーとは全く異なるアパレル事業を行うhap株式会社に留学しています。留学先に貢献できるような新製品開発に取り組む、また新たな製品開発につながる顧客を探すミッションを元に活動を進めています。


― 留学が始まってから1ヶ月経ちましたがが、いかがですか?

村中さん(以下、村中) この1ヶ月、すべてが手探り状態で、どのように進めるか、自分の立ち位置なども考えて、バランスを取りながらやっていました。今回、留学先の要望が明確で、自分の求めるものや会社の持っているものともマッチしているので、取り組むべきプロジェクトも早く見つかって良かったです。

― 留学してみて気づいたことはありましたか?

村中 そうですね、組織と組織で比較するとリーダーの考え方が全く違うことに気づきました。鈴木社長の発信力がすごく、とにかくブレないです。一緒にいて気づいたことは、自分がやるべきことが明確で、「仕事」ではなく、「人生」スケールで考えているんです。その裏には強い「想い」があるんです。必要があれば自分で仕事さえも生み出してしまいます。これまでそんなことを考えたことがありませんでした。「会社のために」という部分を大事にやってきました。でも、会社を通じてどう世の中に貢献していくか、繋げていくか、といった視点があることがわかり、自分の視野が狭いこと痛感しました。

― 村中さんはどんな想いを持って「人生」「仕事生活」を送ってきたのですか?

村中 会社に入って10年経ちますが、振り返ってみると、会社のために、会社の求められることは何だろうという想いで仕事をしてきました。それらを自分の強みとマッチさせて動いてきました。「人生」というスケールまで広げると、どんな想いを持っているか、漠然としています。目の前の人を助けたい、大事にしたい、というのはあるかもしれませんが。

― 鈴木社長からは、村中さんが成果を上げようとアグレッシブに動いてくれている、自分の何かを変えたいという想いがあって、今回の留学に取り組まれているようだ、と聞きました。

村中 今の留学先のプロジェクトはとても楽しく、やりがいも感じています。これまで自分の意見に対して否定的な意見があると、そのことをやめようと思ってしまうところがありました。周りを気にして、自分の想いを潰してきてしまったような気がします。人とぶつかりたくない自分がいるんですよね。でも、想いを伝えたからと言ってぶつかるわけではないんですよね。そういう自分を変えていきたいと思っています。

― 想いを共有できる仲間がいればいいのでしょうか?

村中 そうですね、想いを分かち合える人を探したいですね、社内でも。自分の想いで打破していけるようになりたいです。自信が持てない自分もいるのですが、今回のプロジェクトを進めるにあたって、社内の人をもっと巻き込んでいく必要があると思っていて、進め方を考えているところです。

― 留学先との関係はどうですか?

村中 そうですね、社長とは一緒にプロジェクトに関わっているので、信頼関係ができていると感じています。ただ、他の社員の方とは関わることがなく、まだまだかなと思っています。今後はプロジェクトだけではなく、それ以外でも関わる機会はあるはずなので、積極的に交流を図っていきたいと思っています。

― プロジェクトにおける成果は上げられていると感じていますか?

村中 まだこれまでの経験値をそのまま活用しているだけなので、まだまだだと思います。所属企業にはまだない、新しい領域に挑戦していきたいと思っています。それが留学先にとっても、当社にとっても、世の中にとっても良いことだと思いますので。新しい技術や材料に関わっていきたいと思っています。

― 残りの留学期間をどう過ごしていこうとお考えですか?

村中 良くも悪くもその場に適応するタイプなので、今の時点では特に困っていることはありません。これからの数ヶ月では、自分がどんな想いを持っているのか、改めて考えてみます。それがわかった上でプロジェクトを進めていきたいと思います。これまで「人のため」と思って仕事をしてきましたが、これからはまずは自分の想いを大切にして、その上で世の中に貢献していきたいと思います。


留学期間は6ヶ月。最初の1ヶ月でも気づきがあったようですね。これからどんな想いを持って、どんな留学期間を過ごすのか。村中さんの活動・成長がとても楽しみですね!