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【イベントレポート】第8回「人材育成者向け”オンライン”勉強会」を開催

2020年8月28日(金)、オンライン勉強会を開催しました。

今回は、
「研修設計のプロと考える企業研修としての「越境学習」の効果とは」をテーマに
素敵なゲストを2名お招きして、勉強会をおこないました。

★ゲスト紹介★
1人目:山本紳也 氏
株式会社HRファーブラ 代表取締役 (http://hrfabula.co.jp/)

2人目:畑 俊彰 氏
株式会社インヴィニオ プロデューサー (https://www.invenio.jp/

昨年の12月から毎月開催をしている勉強会は、今回で8回目となりますが、
当日のご参加者様は、人事部の方や同業界の人材業界の方が、多かった印象でした。

当日は、ゲストによるテーマトークをメインに進行し
リアルな現場のお話をなど、お聞かせいただきました。

★テーマ★
当日の議題は下記4つ。今回のレポートでは①と②のみ議論を共有いたします。
(※全てのテーマについては、Facebookコミュニティ【他社留学「勉強会グループ」】にご参画いただけますと
全内容が見れますので、是非ご参加ください。
https://www.facebook.com/groups/336957903820208

 

①VUCA時代、企業におけるリーダー育成研修の課題
②コロナ後、企業研修はどうなっていくのか
③「越境」は人材育成にどう活かされるべきか
④様々な「越境学習」とその可能性

 

今回は①と②の議論内容を共有いたします。

★議論内容★

テーマ①『VUCA時代、企業におけるリーダー育成研修の課題』

Q.講師として、または研修企画側として感じる今、リーダー育成研修における
 課題は何か?

▼山本さん
・VUCAのこの時代、答えの出し方を教える研修を作るのは難しい。
・講師ですら答えをもっていない為、”とことん考える癖”を身に着けさせる事が重要になってくる
・みんなで考えて正解に導いていこうとする”姿勢”が大事で、そこをファシリティしている
・気づきを与える内容の研修が多い

▼畑さん
・これから求められる「リーダー像」の再定義が必要だと感じる
・人事と経営がガチンコで議論し、一枚岩で、一緒に考えていくフェーズに移行しないといけないと感じる

▼赤嶺さん
・3つあるあるの課題が存在
①DX人材の育成が進まない
②育成する時間がない(即戦力がほしい)
③優秀人材が確保できない(離職が激しい&育てても辞める)


テーマ②『コロナ後、企業研修はどうなっていくのか』

Q.企業研修もオンラインに移行をしている所も多いですが、
 今後もこの流れが続くのか?オンライン研修の難しさはどのあたりですか?

▼畑さん
・現在の研修の8割がオンラインに移行していきている
・オンライン研修のツールは色々揃ってきているので、研修設計(コンテンツ)が非常大事
・集合研修はアドリブで対応できるが、オンライン研修だと細かく1つ1つ設計が必要
・講師と綿密な設計が要。そうすると、受講者の反応もとても良い
・オンラインのホワイトボードツール「miro」も活用している
(https://miro.com/)
・受講者が迷わないようにインストラクションをシンプルにすることが大事

▼山本さん
・畑さんが仰るように設計は大事。思った通りにいかないし、自分が考えている意図が伝わらないケースも多い
・参加者がオンラインになれているかどうかは結構重要
・これまでは、事前に資料配布はしてこなかったが、オンラインでは”事前”が重要。
・事前に配布して個人で考える時間を作ってあげる事で、オンライン研修がより効果が高い
・オンライン研修に移行することで、「予習型のディスカッション」に変わってきた。
・欧米は予習型の勉強方法⇔日本は復習型
・復習型から予習型への移行が必要になってくる

▼赤嶺さん
・他社留学事業も4月のコロナを経て、オンライン型他社留学を開発
・山本さんが仰る通り、コロナに関わらずこれからは、「予習型」の学習スタイルが求められる
・越境学習は、性質上、準備をしないとバリューを発揮できない
・先生がいて生徒が学ぶという学習・復習スタイルから、主体的に学んで(準備して)その場でぶつけるスタイルが大事
・越境学習は、準備9割、本番1割
・オンライン型の研修は、更に対面型よりも難易度が高く、自発的コミュニケーションが求められる
・人脈形成も自分から働きかけないとプロジェクト関係者で閉じてしまい、広がらない
・プロジェクト以外のセミナーや全社会議など積極的に参加をして、SNSで繋がる事が大事
・リアルでないと名刺交換できない、というのは違う(エイトなどを使ったりすればできる)

▼山本さん
・オンライン研修は、準備や設計をしっかりやる。枠はきっちり、中身はルーズ(リラックス)
・お互いを分かり合えてないとうまくいかない。オンラインの短時間で関係性を構築できるかが講師にとっては重要
・研修でも会議でも、「名前を言ってから話しましょう」というのが大事になってきているが、
とある事例で、外国人の受講生に対し、名前で呼んだら名字で”さん”付けをするようにと横から忠告が入った。笑

▼畑さん
・私も研修を設計するうえで、いかに参加者がリラックスして臨めるかを大事にしている

特に印象的だったのは、
山本氏から、
学びのスタイルが変革している。というご指摘でした。

 

日本型の学びである『復習型』先生から学びその後、復習するスタイルではなく
欧米型の学びの手法『予習型』自発的に学び(準備をし)、その場(現場)でぶつけてディスカッションする事が大事。

 

そして、越境はまさしく、この『予習型』スタイルであるという事。

 

そして越境は、自らが現場に触れて強烈な体験をする為、言語化できないところに、うまみがある。

 

言葉に収まり切れない、その人が感じた経験や体験を、社内で発信していく事で、
越境学習の効果が現れてくるという事を、改めて感じました。

 

 

9月の勉強会は、次回は、9月30日(水)16時半~18時にて開催予定です。

次回は、JAXA様をお招きして「なぜJAXAが越境をはじめたのか」をテーマに実施する予定ですので、お楽しみに!
皆様のご参加、心よりお待ち申し上げております。

 

【過去のオンライン勉強会レポート】
第7回「今、研究開発部門に「越境」が必要な理由」
https://www.essence.ne.jp/report/20200717

第6回「Withコロナ時代だからこそ大企業に必要なマインドセットとは」
https://www.essence.ne.jp/report/20200604

第5回「アフターコロナ時代を生き抜くミドルシニアのキャリア形成とは」
https://www.essence.ne.jp/report/20200526

第4回「ベンチャー企業から学ぶ持続的なリモートワーク術」
https://www.essence.ne.jp/seminar/20200422/1

第3回「ダイバーシティ経営における越境学習の効果とは?」
https://www.essence.ne.jp/1409408

第2回「次世代リーダ育成における越境学習の効果とは?」
https://www.essence.ne.jp/1377835

第1回「イノベーション人材育成における越境学習の効果とは?」
https://www.essence.ne.jp/1345286