事例紹介
CASE STUDY

カゴメ株式会社 × 株式会社アルプロン 様の導入事例

ベンチャー企業ならではのスピード感と、内省を継続することで未知なる自分・ブレない自分に出会えた

カゴメ株式会社 × 株式会社アルプロン 
  • 目的

    修羅場経験、経営のスピード感を体験し、社内の研究アセットの事業化をリードする人財となる

  • 背景

    野菜とは異なる“食” 関連企業とのネットワークを形成し、事業提携、研究協業、コラボ企画、人財交流など連携の推進者となることを期待、野菜プラスアルファの健康長寿に対する効果や今後の可能性を見つける

  • 効果

    内省を継続することで未知なる自分・ブレない自分に出会えた/スピード感、視座の変化

 

他社留学を終えて元の職場に戻った「卒業生」にインタビュー。留学中、留学後の想い、そして「留学後に何が変わったか」「留学先で学んだことがどう活かされているか」について、体験談を語っていただきます。

今回お話を伺ったのは、カゴメ株式会社。他社留学を経験したのは、新卒入社後、食品機能性研究に携わってきた相澤 宏一さんです。プロテイン事業を手がけるベンチャー企業、株式会社アルプロンへの留学を経験しました。プロテインを中心に、プロテイン協会の運営や島根県健康プロジェクトを通じた高齢者支援や高齢者向け商品開発など、さらに出向先の組織改定や課題執行にも深く関与していただきました。

所属

カゴメ株式会社

留学先

株式会社アルプロン

他社留学期間

週5日/1年間(2019年10月〜2020年9月)

留学した人

相澤 宏一さん(留学時:新卒入社25年目)

送り出した人

イノベーション本部長 上田 宏幸さん

― 早速ですが、所属企業に戻られていかがですか?

相澤さん(以下、相澤) 出向前後での見える景色の違いに驚いています。カゴメに戻ることが正式に決まり、留学当初に書いたレポートを見返してみたのですが、とても初々しく感じました。当初はいろいろなことにビックリして、驚きの連続だったのですね。今ではずいぶん“図太く”なったと思います。

また私の場合、上司が1年間を通じ、留学の内容やどんなプロセスだったのかを、ほとんど認識していたので、そのギャップも含めたサポートが得られており、とてもありがたかったです。

 

― 1年間の留学中、内省を進めてみてどんなことを感じましたか?

相澤 内省することの良さを学びました。毎日、毎週、振り返りの時間を作っていたので、明日からは、また来週からはこうしよう、と常にPDCAを回すことができたと思います。特に、伴走者の西村さんには、自分の感情の動きをウオッチし、定期的にディスカッションするように指導いただいておりましたので、改めて自分はこんなことを感じていたんだなって思い、見えないことを可視化することの重要性を学びました。なぜ自分は働いているのか、どんなことに興味を持っているなど、深い考えをするようになった気がします。


左)相澤さん 右)株式会社アルプロン社長 坂本 雅俊さん (撮影:株式会社ハイワークス)

 

― 自己認識が深まったのですね。

相澤 そうですね、自分のやりたいこと、やりたくないことなども真剣に考えました。自分は何のために生きていて、何のために仕事をしている、など、今まで考えたことがなかったようなことも深く考えることができたと思います。私は「人の笑顔が見たい」「人々の困った問題を解決したい」という思いがベースにあって、人を幸せにすることにやりがいを感じていたことに気づきました。

 

― 会社員としてだけではなく、個人としてもいろいろ気づきがあったのですね。一方で、留学中に気づいた自分自身の弱みはどんなところでしたか?

相澤 いわゆる「行儀の良さ」です。社外の人脈や、外に出る積極性なども弱い部分だと感じました。留学先の役員の方にも「所属企業に戻って社内にこもってしまうのか、それとも引き続き外に出て積極的に活動をしていくのか、そこが勝負だよ」と言っていただきました。これまでの仕事は、社内の人脈とツールでどうにか対応していくことができました。でも、自分が本当にやりたいことをするのであれば、今あるコンテンツだけでなく、積極的に外に出て取りにいったり、人と連携したりしなければならないと気づきました。

 

― 所属企業に戻られて、新設の新規事業開発ラボの責任者に配属されたと聞きましたが、いかがですか?

相澤 今回の留学で学んだこと、また留学先で得た人脈が活かせる部門だと思っており、ワクワクしています。1年前と同じ行動ではつまらない、周囲から「変わったな」と思われる行動をすることが、留学先や今回の留学でお世話になった方々への恩返しだと思います。早速、カゴメ内での打ち合わせでは、留学先で学んだ様々な提案をしたりしています。数か月後や数年後ではなく、この3ヶ月でこれからが決まると思っています。

 

― スピード感も変わりましたね。

相澤 何度か打ち合わせを行いましたが、一年前の自分ならこんなことを考えた、でも今ならこう考える、といった違いが感じられます。その一つはスピード感ですね。中長期的に進めている課題も、環境変化のスピードを考えると全然遅い、と思うようになりました。この1週間、1ヶ月で何をやるかが重要だと思います。

 

― メンバーとの関わりはどうですか?

相澤 新設の部署で、初めて同じグループで仕事をする方ばかりなので、コミュニケーションを取り始めたところですが、様々なキャリアを経験した方々ですので、すごく楽しみですし、今も楽しいです。留学先でのコミュニケーション方法をうまく取り入れながら、効率的、かつ忌憚のない情報交換を進めようと思っています。先日、上司と話した際には、「視点が変わったね」という言葉をいただきました。

 

― これからの3ヶ月、1年後など、ご自身のイメージはありますか?

相澤 3ヶ月の行動計画はあるものの、1年後のイメージはまだ明確ではありません。むしろPDCAサイクルを早く回し、走りながら考える、ということが重要だと思います。あえて1年後を想像するのであれば、今回、副業を認めてもらったということもあり、カゴメの仕事をやりつつ、社外のことなども取り組み、もっと大きなフィールド戦っているイメージはあります。また、自分自身の更なる成長も必要だと感じています。新型コロナウィルスの影響もあり、出勤の時間が減ったというのも大きいです。時間ができた分、自分の成長につながる時間を取っていきたいです。新しいことを学ぶのは好きですが、知識だけでなく、経験、体験を増やしていきたいです。

 

― 今後に向けて、他に何かお考えになっていることはありますか?

相澤 そうですね、今回の経験や気づきを、どう社内のメンバーに伝えていこうか、ということを考えています。社外には、たくさんの活動的な、魅力的な人がいる、ということも含め、伝えていきたいなと思います。

最近、メンバー同士で、収益も大事だけど、会社の将来にとって、また世の中の人のために、我々は何ができるか、ということを話すことがありました。外に出て分かったカゴメの強みや「世のため人のために」というメンバーの方々の熱い思いを新事業にも反映させていけたらと思っています。留学中にたくさんの素晴らしい人脈ができました。そういった新たな人脈も大切にしながら、自分にできることをメンバーと協力しながら進めていきたいと思います。

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相澤さん

 

会社名

カゴメ株式会社

業種

食品事業

URL

https://www.kagome.co.jp/